マタラ神を求めて

マタラ神が日光に祀られていると知り、日光東照宮にいってきました。今年は400年式年大祭ということで、人出の多いこと。不幸にも天候不順で2日間とも小雨でした。2日目は20度という涼しさで浅草に帰ってきた時は暑かった。
さてマタラ神が輪王寺常行堂に祭られているので、早速そこへ。孔雀にのった阿弥陀如来象の後ろに回ると、なんとあっさり赤い鳥居があり魔多羅神(マタラじん)が祀られていました。お堂の方に聞いても誰も中は見たことがないとのことでした。大変源頼朝の帰依が篤かったとか。又頼朝の神輿の紋が抱き茗荷でこれはマタラ神だと思いました。なにか源の頼朝もマタラ神と関係があるのか・・・

また東照宮や二荒神社などを見ると、太陽を現す金や銀の大きな円が正面に祭られていて、あきらかに東のアマテラスを意識しているのがかんじられました。家康か天海と家光の企てか、アマテラスの子孫である天皇を超えようとしているのではないかとおもわせるものでした。とにかくその装飾の多さは中国的ですね。また葵というのは賀茂氏の印ですね。考えさせられることの多い旅となりました。今度は仙台、毛越寺のマタラ神を追いかけたいです。ご一緒しましょう。