カバラの先生滞在記(8)

11月24日(月)ミゲルとダルマを送った後、家に帰り、コタツで仮眠をとってワークショップ最終日を迎えました。ちょっと眠たかったのですが、磯さんが瞑想の誘導の通訳を見事にやってくれました。その瞑想の中で、ジョアンナさんは部屋の4隅にイブンガビロールと秦川勝と誰かがいたのを見たそうです。私はすっかり睡眠に落ち込んでしまいました。秦川勝はやっぱり中近東系の人でカバラに関係していたのかなと思いました。その後は長めの質問コーナーでした。最後の質問で、ある女性が母との同居について質問しました。ジョアンナさんのアドヴァイスは、それはとても聖なる仕事だけれど、バランスが大事で、自分のやりたいことまでやめてはだめよというものでした。共通無意識が如何に強力なものかともお話くださいました。私たち神道という儒教文化の一角にいるので、親子関係が強烈なのだと思い至りました。意識せずに持っている私たちの儒教について最近「物言わぬ宗教 儒教」という本を読んで知ったばかりです。皆様にも一読をお勧めします。そのアドヴァイスで質問した方の顔がぱっと明るくなったのが印象的でした。
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さて全てが終わって、皆さんに感謝の拍手。磯さんがうるうるしていました。何でも手伝うからと申し出てくださる方もいました。うれしかったです。みんな別れがたかったかと思います。片付けとハグが終わり、ある一団は飲みに行ったみたいでした。良い飲み仲間ができるのはうれしいね。この世を楽しむことはカバラだよ。
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私たちは所沢にとても幸せをかかえて直行。ナチュールにいきました。カートさんもさすがにワインを楽しみました。
翌日11月25日は休息と片付けと荷造り。久しぶりに雨が降った。カートさんはコタツで居眠り。日本のコタツ気にいってくれたみたいでした。昼は蓮というアジアンカフェ。私のうちの近くの食べ物屋のレパートリーは出し尽くしました。夜は私がオデンを作りました。磯さんも来てくれて、ヤオコーというスーパーに行ったり、100円ショップに行ったり、ワークショップについての感想を互いに交換しました。私は日本という国が精神的脱皮するために外からの良い刺激が必要なのだと言いました。霊的バックグラウンドである神道を再評価再認識する必要もあるのです。カバラは良いサポートになると確信します。とても刺激的なワークショップだったと私も満足しました。来年のロンドンのお二人のワークショップのあとには、日本の皆さんをイギリスの面白いところ(たぶんストーンヘンジやグラストンベリー)にお連れしたいと言ってましたよ。

カバラの先生滞在記(7)

11月22日(土)先生方は翌日のワークショップの準備、ドライバーをしてくれた小林氏は秋葉原に。ミゲルとダルマは別行動で広島にいきました。私たちはゆっくり休み。ナチュールという近くのイタリアンレストランに昼いきました。オーナーシェフの田中さんを紹介もしたかったのです。いずれは障害者の作業所を作りたいと思い、いまでも障害を持つ人を使ったり、近くの農家の野菜を使ったり、新しい風を地球にもたらしてくれている人です。ジョアンナとカートさんは料理もすばらしいと喜んでくれました。ミゲルとダルマはどうしているかなとちょっと気にかかっていました。
11月23日(日)今日はまたワークショップです。モーセの生き方を私たちの生き方に重ねて考えいきました。私たちと同じように課された仕事にできないと抵抗し、訓練してこなすようになり、イスラエルの国の土台とユダヤ教の革新をなした一人の男の話をスライドやカートさんの話で実際に生きた人として感じることができました。私がフィリングを始めた頃のことを考えていました。
それで家に帰ってみるとなんとミゲルとダルマが帰っていました。!!二人は広島で宿をとれず夜行バスで朝東京についていたそうです。
11月24(月)早朝、ミゲルとダルマを所沢のバス乗り場に送ってさようなら。ちょっとさびしく思いました。

カバラの先生滞在記(6)

11月20日(木)続き  高野山大塔を見学しているとき、お坊さんたちが大群で建物を回ってお経をあげていました。これも始めてみました。ジョアンナさんやダルマさんは遍照光院の瓦の寄付をしてくれました。その後時間を見て下山したところ、乗ろうと思ったその特急は10月で終了でした。駅に近いカフェでコーヒーを飲んでそれもうれしかったです。
さて難波につくと、ルナさんが迎えに来てくれていて、京都に行くのを案内してくれました。東京の私たちより地の利があるだろうと考えてくださったようです。感謝です。さっそくお好み焼き屋を探してくださり、お好みやきをたべました。皆さん美味しかったようです。その後京都へ。広隆寺に近い駅(駅の名前をおもいだせない!)に行き、まず百済観音をみました。広隆寺の紅葉が見事でした。1120_koryuji1_convert_20141210205937.jpg

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秦川勝の顔を見て、いさら井をみて、蚕ノ社の3本鳥居を見に行きました。ちょうど夕方になって、ぼんぼりに灯がともりとても良い感じでした。ネストリウス派との関係を説明した碑がなくなっていました。伊勢神宮の石灯篭の六ぼう星も消されているこの頃の動きはなんでしょう。
さて近鉄特急で奈良にむかいました。奈良は静かで良いとジョアンナさんは気に入ってくれました。私が借りている部屋を紹介して、明日7時大仏見物を約束してお休みなさい・・・
21日は朝早く大仏を見て、一番楽しかったのは鹿におせんべいをやることではないでしょうか。鹿はえさを持ってる人に突進するのでダルマは大変。みんなは大笑い。
近鉄奈良駅に小林あつ友氏が来てくれていて、ダルマとミゲルと別れカバラの先生たちと私たちは東京に向いました。6時間で着くかなおもったのですが甘かった8時間かかりました。またも途中のサービスエーリアのトイレはすごい!

カバラの先生滞在記(5)

11月20日(水)朝はスパーホテルの朝食。ちょっとまごまごしましたが、目の前が黒門市場でした。そこで思い出したのが安い中古の和服屋です。お金を取り出して、なんとカードでお金を引き出せるのは郵便局なのです。市中銀行はだめなのです。日本はまだ経済的に鎖国状態ですね。なんとかしてほしい。・・・とにかくお金をもったので、和服屋に。ジョアンナとダルマは素敵な着物を見つけて超うれしそう。ここは着物が500円からです。これ以上安いところを知らない。着物は重いので宅急便で所沢に送り、高野山に電車で出発。南海電車の車窓は紅葉や深山がうつくしかったです。高野山についてミゲルは故郷に来たようだととても気に入っていました。ミゲルは日本で坊さんでもやっていたみたいですね。奥の院ではちょうど読経の時間でその深い声が心にしみました。
部屋に帰って、お風呂の時間。大きな熱いお風呂に大満足いただきました。その後の食事は上段の間でいただきました。皆浴衣とどてらを着ておかしかった。カートには全て小さくて、わんぱく小僧のように見えました。ダルマはその姿でお茶を注いで回って、ハンガリアンゲイシャと好評でした。
11月21日(木)早朝の勤行。カートさんとジョアンナさんが焼香しました。その姿に涙がでそうになりました。とても日本に尊敬を持ってくださっているのがわかりました。