All posts by Filing磯

新しい年明けにふさわしく

 新年にふさわしく高津さんの「繁栄の法則」がもたれました。高津さん自身は緊張していたようでしたが、大変好評でした。説明が丁寧でわかりやすいと感想がありました。繁栄の法則は自分の夢について語り、仲間とシェアし、秘教に手伝ってもらうので、とても楽しいワークです。高津さん自身よく勉強してきたので、うまく行ったのだと思います。みなさんもILCを学びがんばってILCを教えるようになってほしいと願っています。

 先日、ここでILCも学び、カバラも学んで、子供の居場所を提供しようという活動をしている人が久しぶりに訪れてくれました。東久留米で子供が生き生きできる場所として駄菓子屋カナンを開き、子供にご飯を出そうと活動を広げ、個食は子供だけでなく老人もとすばらしい仕事をしていました。ところがコロナで閉じざるを得なくて・・・、しかし彼女をそこで支えてくれたのはカバラだったのだそうです。そして自分が本当にしたかったのは何か考え込んで生命の木に書き入れたそうです。結局最初にやっていたところに戻って、セラピーをやってカバラを伝えていきたいと考えるようになったのだそうです。また駄菓子屋カノンをオープンしていますが、自粛期間にこの5年間の活動をカルタにしたそうです。参加者中学生から大人まで絵を描き文を作ったそうです。みなさん巣篭りの遊びにぜひつかってあげてください。色が美しい絵と文が楽しいです。税込み3000円です。

 

2021年1月、2月イヴェント案内

あけましておめでとうございます

 今年こそコロナが退散してくれることを祈っています。そしてコロナを通じて私たちが学んだ事を生かして生きていけるよう願いたいと思います。人間とのふれあいが如何に大切かもつくづく感じたと思います。私たちの生活を支えてくださる多くの仕事、医療現場で働いてくださる方々の存在をつくづくありがたく思いました。また創造的な仕事や楽しませる仕事の方々も大変な時代です。がんばってください。私たちも意識し応援し続けたいと思います。

 フィリングも来春の上半期の予定を立てました。まだまだコロナの勢いに左右されるでしょうが、一応の目安です。総会を4月17,18日に石垣島でと思っています。その下相談で沖縄に行き、3月20、21日人生解読(高津)、22,23日カバラ入門コース(松本)を当地で持つ予定です。5月15,16日神津島ツアー、玉城先生の琉球香水つくりと声診断のワークを5月22日に予定です。たぶん2021年も私たちの秋のイギリス行きは、無理かと思っています。2022年には行きたいです。貯金をしておいてください。

 ILCのアドバンスコースは6月開始のつもりです。

 「カバラと占星術」2回目が2月にもたれます。とてもユニークな勉強会になりそうです。今回は磯先生に中国の算命学から持統天皇を語ってもらいます。ちょうど時代を同じくする則天武后を光吉さんが調べて発表してくださいます。この持統天皇は天武天皇と共に壬申の乱を戦い抜き、日本という国の形を作り上げています。この壬申の乱を西洋占星術で調べます。楽しみです。

新しい時代の始まりがこの後訪れるような予感がします。

ハレビさんの略歴

 カバラ・ソサエティからハレビさんの略歴が送られてきたので翻訳してここに載せます。
    
              カバラソサイエティ
       ぜヴ ヴェン シモン ハレヴィ(1933-2020)の略歴
ぜヴ ベン シモン ハレヴィはワレン ケントンとしても知られているが、9月21日に亡くなった。彼の仕事はカバラの伝統を私たちの時代に合わせ明快にすることであった。

1933年1月8日ロンドンの伝統的なユダヤ人の家族に生まれた。彼は子供時代の多くをハイワイコムの地域で過ごした。そこは家族が第二次大戦中ロンドンの爆撃をさけて移ったところであった。そこにはチルターン丘陵があり、歴史豊かな場所であり、野原と森の美しさは戦争の衝撃と共に深く彼の心に刻まれた。

 彼はロンドンに移って、歴史が好きなこともあいまって広範囲な発見をし、聖マーチン芸術学校と王立アカデミーで学んだ。グラフィック アーチストと本のイラストレイターの訓練は彼の本を再販するときに役立つこととなった。彼の芸術学校での訓練によって考えるときに学問的というより創造的に考えるようになったという。彼はまた人物の顔を描き人格を観察した。それが心理学を彼に教えた。これは後に占星学の生誕図を使うときに役立った。

 彼は最初に精神病院で働くことを国の奉仕に選び、後に大きなロンドンの教授病院で働いた。そこでまず、生と死における人間の心理について深く観察した。その後美術への好みに戻り、王立アカデミーと絵画の学校に行き、それで劇場の制作室に職を得た。その時に彼は実際的な技術を発達させ、あらゆる材質から何でも作り上げる方法を見つけた。ある種の才能があって、作る喜びを見つけ、年取っても道具や材料の収集を続け多くのものを残した。

 彼の若い頃は望遠鏡が大好きで、それが占星学への興味と秘教的な教えに導かれた。そこからいろいろな宗教と哲学の内側の次元への探求を続け、すぐ教えは一つであり、それは宇宙的なものであると気がついた。グルジェフとウスペンスキーの学校で、そこで友人に出会い、小さな占星学のグループを教えていた人であったが、彼にカバラと生命の木を紹介した。彼は生命の木を理解し憶え、マクロコスモスとミクロコスモスが如何に統合されるのを正確に説明するかを見た。そこで生命の木の展開した木が再形成されヤコブの梯子と呼ばれるようになった。彼は彼のユダヤ遺産をより深く見るようになり、伝統に隠された宝と広い神話を発見した。カバラについて書き教えることが彼の一生の仕事となった。

 1970の初期にホランドパークの小さなアパートで、行動、形成、創造、流出の4世界が人間存在の体、心理、霊、神性という用語に対応することを書き出した。そして他の魂の学校の先生に会い、どの文化や時代でも適合し理解を豊かにすることを指摘した。
   続く

略歴続き

あけましておめでとうございます。 昨日の東京のコロナの感染者が1337人はショックでした。ここでまたロックダウンをしないと数が落ちないかもしれません。ぐっと我慢で乗り越えましょう。先回のハレビさんの略歴を続けます。

 ハレビさんの特別の使命はカバラの伝統のアップデイトでした。彼は伝統の複雑さと神秘化を明快にする必要があると理解していました。それらは何世紀にわたって、心理学、占星学、宗教ならびに科学などの主題に積み重ねられてきていたのだ。彼の特別の献身は、生命の木の三角形を挿入し、心理の木を細かく説明する事を始めたことである。ヤコブの梯子の図を研究し、肉体、心理、霊的、神性の世界が互いに作用し合っているので、私たちが受容的な神性の器官であって神が神を見ることを目指していることをあきらかにしたのである。
 
 彼はカバラの伝統を、書くことで残してきたが、勉強会を組織し、彼の記念碑的な部屋で瞑想会を組織して来た。彼の部屋は図や聖なる物や秘教の本の本棚、最愛の望遠鏡などでいっぱいである。このような同じ部屋は、彼が色々な住まいを引っ越しても、彼にくっついてきた。彼の教えは人生経験と歴史の関連性の良さにあり、またユダヤ文化に深く埋め込まれたユーモアの伝統が極めて重要である。彼がジョークを言うときは楽しく忘れられない。

 50年以上、グループを教え、ワークショップや講義を他の学校で持った。たとえば、テオゾフィカルソサイエティや、彼が委員を務めるテメノスアカデミーである。かれはヨーロッパ、南北アメリカ、日本、イスラエル、エジプト、オーストラリア、南アフリカなど多くの国で教え、聖なる場所の巡礼に行った。ハレビさんの学校はカバラソサイエティであり、トレドの伝統とも呼ばれている。それは古典的スペインから来る流れに言及する。それは中世トレドでユダヤ人とクリスチャンとイスラム教徒が平和に生き理念を交換したところである。

 ハレビさんは多くの人を個人的にアドヴァイスし、しばしば占星術図を使って、彼らの内面や人生の状況を洞察し、占星学とカバラの原理で助言した。彼の教えの中心は、カバラを練習することは個人的経験と洞察によるということにある。

 彼の17冊のカバラについての本は、占星学と小説を含め、翻訳され、16ヶ国語で出版されている。再販された本はebookで読むことができる。

 ハレビさんは世界中の多くの生徒と友人に愛され、皆非常に悲しんでいる。世界は預言者的賢者を失った。

彼は妻であるレベッカさんに33年間支えられてきた。