古代出雲を訪ねて

 2日目は出雲に宿を取れず、石見の温泉津(ゆのつ)に泊まりました。そこに行く途中に石見銀山を見学し、多分40度になっている時に、古い美しい町並みを歩きました。そこの神社で祀られている神はクナトの神のパートナーの姫神でした。この後、徐福が上陸したという五十猛の海岸と駅を通りました。五十猛の海は美しかったです。徐福と一緒に来た人々はここで何を願ってきたのでしょう。生き残りをかけて必死だったのでしょうか。その後温泉津について泊まった宿は高かったのですが、なんと4部屋もあって、リビング、ダイニング、ベッドルーム、化粧室ありでした。食事は日本食フルコース。割安でした。そしてその日は土曜日だったので、近くの神社で岩見神楽の上演があって、見ることができました。もう予約は一杯でしたが、なんとかキャンセル待ちを受け入れていただいて大感激。ソンヒは「竜神」という新作神楽と、「だいこく」と「おろち」という演目でした。見物人の子供をさらったり、サーヴィス旺盛でとても楽しみました。
 三日目は電車で松江に出て、熊野神社に行きました。雲が出ていて、大山は遥拝できませんでしたが、火の神事をする社は本当に古くて神さびていました。この日も暑く、帰り支度をしました。
 帰りの特急は中国山脈を越える時、放送があって、ここが分水嶺になりますと教えてくれました。とてもうれしかったです。台風が近づいているというので、あちこちで雨が降っていました。少し暑さが和らいだかな。帰ってきてホッとしました。