今回は杜甫についてでした。国破れて山河あり 城春にして草木深し の詩を作った人です。一生を中国各地を放浪し、宮廷詩人であった時もありますが、生活はいつも大変でした。宮廷で詩を書いて給料を得るということはどういうことなのかと、少々イメージができません。今の政治には詩人で詩を書くという職業はありません。でも詩は必要です。
また杜甫は社会の底辺で苦しむ人々を詩に託します。ただのセンチメンタリズムではありません。人間の愚かさの作る悲しみを透徹した言葉が胸を打ちます。日本文化があこがれ続けた詩人だったでしょう。この勉強会にもっと参加する人が増えてほしいです。
古い友人の一人丸浜江里子さんが亡くなりました。平塚らいちょう賞をいただいた人です。フィリングのサブリミナルテープを愛用してくださった方です。合掌。