縄文の謎を解く

「縄文の謎を解く」という本を近鉄奈良易の近くの本屋で買いました。この本屋さんはさすが奈良!古代史の書棚が充実していて、いつも必ず一回はチェックします。
この本の内容はなかなかおもしろく、まず世界中を見渡してもこれほど土器が充実している場所はないそうです。時期としては世界の新石器時代に対応するらしいのですが、新石器時代の発掘物はとても貧弱なものだそうです。
それと多くの土器は女性に作られたらしい。大地母神を土器のつぼに表現されていることで、大地母神のことがよく理解できました。オオゲツ姫が殺されて豊かな麦など食料を生み出す神話もまさしく自然の循環を表していることが良く理解できました。古代縄文時代の日本は豊かであったのですね。儒教が生まれる土台ですね。
また日本の陶芸の歴史はすごいともおもいました。上条さんの作られたソロモン氏の骨壷もすばらしかったです。