マグダさんの大阪トリン

 マグダさんが「聖書の女たち」のワークショップとバアルシェムトヴについて話をしました。「聖書の女たち」の話は本当に勇気をもらいます。聖書の時代は父系社会であったので、女性が貶められているというのがマグダさんの意見です。彼女の研究からラケルとレアとには友情があったというのがうれしかったです。サラのテントの瞑想も良かった。
 またバアルシェムトヴの物語は感動しました。父親がエリエール(バアルシェムトヴのこと)に恐れるなと諭すところは心を動かされました。父親もツデキムだったのですね。教育がいかに重要か思いました。
 その後天橋立と籠神社に行きました。梯子が落ちたという伝承があると言ったらすっかり興味をもってしまって行くことになりました。良い天気に恵まれて、夜は花火もあり海の静けさに心鎮まりました。宿で働く人がまたすごく優しく、丹後ちりめんを作る会社の人で、マグダさんが織物に興味があるという事ですっかり仲良くなって、友情が続く様です。
 京都に戻って、私は東京に帰りました。マグダさんは石庭、金閣寺など回って、錦市場を回りました。その後JRパスが消えたのです。がっくりでしたが、マグダさんはへこたれず京都を楽しんだようです。
 翌日はさすがに何もせずやすみました。そして東京のワークショップの準備でした。
 東京の参加者が少なくてマグダさんには申し訳なかったのですが、バアルシェムトヴの話をすごく期待していたので、とても楽しみました。良い話でした。バアルシェムトヴの子供時代と父と母の話は心温まります。
 その後は秩父にお連れしておそばを食べ、秩父銘仙の博物館を見ました。それも楽しかったです。織と染めに10人づつ生徒がいて働いているのがうれしかったです。
 翌日は恐山に目指して八戸に行きました。松田さんに父の事を聞きました。父の愛情をすごく感じてうれしかったです。恐山は上天気でなおかつ人が少なかったのでとても感動的でした。良い思い出になりました。浄土とはこのようなところかと死への恐れがへりました。翌日はマグダさんは離日でした。